わくわくおもちゃ⑧ 発見できた自分を楽しむ
身の回りには、驚くほど多種多様なものがあふれています。それは色・形・大きさなど、見てわかることだけにとどまりません。
「触ってわかる」=柔らかさ・肌触りなど、素材によって伝わってくる感覚は様々です。「持ちあげてわかる」=重さも違いますし、音が鳴ったりもします。大人になった私たちは日々の生活の中で多くの経験を重ねて今の知恵・知識を得ましたから、実際に触ったり持ったりしなくても、想像や予測ができてしまいます。木は布よりも重い、振ると鳴る、丸いから転がるなど…。
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でも赤ちゃんは、これから何年もかけて、自らの行動によって、自分の感覚で世の中のさまざまなことを発見していく、まさに「スタート地点」にいます。その発見の醍醐味や、何度も繰り返して確認する時間を奪わないこと、私たち大人はこれを肝に銘じたいと思います。同じ形なのに「違う」ことを感覚的に楽しめ、五感を豊かに刺激する、赤ちゃんにとってはまさしく「世界発見! ディスカバリー!」のおもちゃなのです。
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こちらも楽しい仕掛けがいっぱい!
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筆:宍戸信子
出典:『ネオネイタルケア 8月号
"おかあさんにすすめたい 赤ちゃんの発達を促すわくわくおもちゃ"』 より